ご注意下さい
この記事は3年以上前に書かれた記事ですので、内容が古い可能性があります。
少し前の話になりますが、庭の植木が盗まれました。以下の写真のくり抜かれたような穴のところに綺麗なオレンジ色の花が植わっていたのです。
これは防犯上何か対策をしなければならない、ということでいろいろと検討しました。
この記事のもくじ
製品選定
いろいろと悩んだのですが結局コレガのCG-NCVD031Aというネットワークカメラにすることにしました。
ちなみに蛇足ですが、Webカメラとネットワークカメラの違いはWebカメラはUSBでPCに接続するカメラ、ネットワークカメラ(IPカメラとも言います)はそれ単体で動作し、外部からも映像が確認できるようなものとなっています。
コレガ CG-NCVD031Aのポイント
- ネットワークカメラである
- 屋外対応(防塵防滴)
- 暗視機能がある
- PoEに対応している
- 録画先にSamba(ファイルサーバー)に対応している
まず、大掛かりな設備も持てませんので、LANケーブルでつながるネットワークカメラを第一候補として選びました。そのうえで屋外対応のもので、夜間もある程度撮影できることを想定しています。
さらにLANケーブルの他に屋外に電源を引き回すのは困難な為、PoE(Power over Ethernet:LANケーブルによる電源供給)に対応しているものとしています。さらにSDカードなどへの録画では、サッと確認したい時にできませんので、自動的にファイルサーバーに動画ファイルとして録画してくれることのできるモデルとしました。
設置
やはり個人で設置するにしても設置が一番面倒臭かったです。NTTが外から光ケーブルを引いている管を利用してLANケーブルを敷設します。LANケーブルも細めのものを用意し通線用スチールををまず通してからLANケーブルを引き込んでいきます。設置場所にもよりますがこちらは2名いないと厳しいかもしれません。
この管を利用して電源ケーブルも敷設することは可能かもしれませんが、既存の光ケーブルに加えてLANケーブルを敷設するだけでかなり苦労しました。さらに電源ケーブルを追加で敷設するのはかなり厳しく現実的でないと思います。
設置に関して注意点があります。事前にマニュアルはダウンロードしてよくよく読んでいたつもりでした。マニュアルには明確に記載がなかったのですが、以下のような写真があり、LANケーブルは本体の横から挿せるものと考えていましたが、実際は違いました。挿せるのは挿せるのですがLANケーブルは横から出ず、本体が壁と接する面からしか出せないような作りとなっています。
つまり、LANケーブルが邪魔でそのままカメラを壁に取り付けることができないのです。誤算でした。そのため取り付ける壁に穴を2か所開けています。写真の赤囲い部分と本体の裏側です。
LANケーブルはHubのPoE対応ポートに挿して通電を確認します。その後以下のソフトウェアをダウンロードし、ネットワークカメラのIPアドレスを確認しアクセスします。もちろんDHCPの環境が準備されている前提です。
ソフトウェアを起動し、「検索」ボタンを押下し、CG-NCVD031Aを見つけたら、それを選択し、「接続」ボタンを押下するとウェブブラウザが起動します。
なお、ウェブブラウザはIEがいいようです。Edge、FireFoxでは画像がうまく表示できませんでした。プラグインの問題で解決するかもしれません。
設定
設定についてはマニュアルに割と詳細に書いてあるのでそれを見ながら設定するといいでしょう。
本製品には動体検知機能があり、設定したエリアで動きがあると、メールで知らせてくれたり(静止画や動画を添付すること可能)、それを契機に録画を開始したりとできるのですが、露光モードを自動にしていると画面の明るさが瞬間的に変わる場合が多々あり、それも異常検知として認識してしまうためちょっと使い物にならない印象です。
録画先はネットワークフォルダの指定も可能でサイズを指定しておけば指定サイズを超えたところで古いものから自動で削除することも可能です。
動画のサイズによりますが、720P、ビデオ画質高で録画して300GBは2週間程度となります。
以下のアプリを使うことで外出先からネットワークカメラに接続することができます(要VPN)。
風が強い日、雪が降っている日、雨がひどい場合など外出先からチェックする際には非常に便利です。
おまけ
自宅周辺でひったくり犯が私の家の前を逃亡した、とのことで警察から連絡があり動画の提供を求められたことがあります。その際にその刑事の方は「夜間なのにきれいですねー」とおっしゃっていました。そんなに綺麗な映像とは思わなかったのですが警察の方が見慣れている映像よりは綺麗なようです。