Windows Server BackupでHyper-Vの仮想ホストがバックアップができない事象が発生しました。
イベントビューワを見てみると、Hyper-V-VMMS イベントID:10178で詳細は、以下のエラーです。
仮想マシン '(仮想ホスト名)' の構成で絶対 VHD パスを修正できませんでした: アカウントの制限により、このユーザーはサインインできません。空のパスワードが許可されていない、サインイン時間が制限されている、またはポリシーによる制限が適用されたなどの理由が考えられます。 (0x8007052F)。(仮想マシン ID (仮想ホストID))
回避方法ですが、こちらのMethod 2で回避できます。
具体的には、
- グループポリシーの管理機能をインストール
- NT VIRTUAL MACHINE\Virtual Machinesをサービスとしてログオンに追加
- gpupdate /forceにてポリシーを反映
サーバーマネージャーの管理メニューから「役割と機能の追加」で、「グループポリシーの管理」を追加します(再起動は必要ありません)。
続いてサーバーマネージャーのツールメニューから「グループポリシーの管理」を選択し、「Default Domain Policy」を右クリックして「編集」を選択します。
「コンピュータの構成」→「ポリシー」→「Windowsの設定」→「セキュリティの設定」→「ローカルポリシー」→「ユーザー権利の割り当て」→「サービスとしてログオン」を選択し、「NT VIRTUAL MACHINE\Virtual Machines」を追加します。
ポイントとしてはHyper-Vがインストールされているホストで上記を実行する必要があります。
私の家の場合、DC上にHyper-Vはインストールされていませんので、DC上で実行すると、「NT VIRTUAL MACHINE\Virtual Machines」は検証できないアカウントです。とエラーになり追加できません。
記事は以上。