ご注意下さい
この記事は3年以上前に書かれた記事ですので、内容が古い可能性があります。
@setoatuはドイツに赴任する前の2018年に3週間フィリピン セブ島で英語留学をした経験があります。
本記事でご紹介するブライチャーイングリッシュアカデミーに2週間、続けて3周間めは別のスクールに通った経験をもとにブライチャーについて語ってみたいと思います。
なにを今さら?そうですよね。フィリピン留学の後すぐに渡独して忙しくしておりすっかり忘れていました。コロナ禍のおかげでじっくり振り返ってみたいと思います。
注意ポイント
ただし、2年前(2018年)の情報をもとに記事を書いております。現在とは状況が違う可能性が高いので参考程度にお読みください。
この記事のもくじ
本気で英語を学びたければブライチャー。でも遊ぶ時間は0時間です。
最初に結論を書きますが、日によっては23時過ぎまで宿題をやっていました。かなりタフなスクールであることは間違いありません。
結論は?
- もう一回行きたいか?→行きたくない
- もう一回行くならどこに行くか?→ブライチャー(即答)
さて、詳しくご説明していきましょう。
@setoatuの英語力について
本記事執筆者の英語のレベル次第で読み方が変わってくると思います。恥を晒すようで恥ずかしいのですが私の英語力が分かるような事実をいくつか挙げておきます。
フィリピンに行く前はTOEIC760点でした(汗)
現時点の英語レベルは不明ですが(TOIECを受験していません)、今の職場ではドイツ人と英語で打ち合わせをしています。イギリス、イタリア、スペインにも出張しますが、現地の人たちとは英語で打ち合わせをしています。
余談ですが、TOEICって偏差値で点数がつくので、日本人よりも英語が堪能なドイツでTOEICを受験したら500点とかもあり得ますね。さらに余談ですが私の勤める会社では年に2度ほど会社主催のTOEIC試験が実施されるのですが、昔は「下駄を履かせてくれる」(=点数が良くなる)と言われていました。
これって世間一般の受験者よりうちの社員のレベルが低いので点数が高めに出ているのでは…と思っています。
話がそれました。私にとってのヨーロッパの同僚やお客様の英語の分かりやすさですが、
日本人の英語 > イタリア人 = スペイン人 >> ドイツ人 >>>>>>> アメリカ人 >> イギリ人
こんな感じです。もちろんスピーカーのレベルによって違うのですが感覚的には上記の順番です。ネイティブアメリカ人の話す英語は、聞きやすい反面、速い&難しい言い回しを使う、ので難しいです。イギリス人はその上アクセントが今だに慣れずさらに難しい。
さらにSkype英会話を2011年から継続中ですが完全に惰性です。
だいたい想像していただけましたでしょうか。ハッキリ言ってたいしたことありません。
ブライチャーイングリッシュアカデミーの概要
スクール概要
創業者の松井博さんは元アップルのシニア・マネージャーです。アップルを退社した後はアメリカで教育関連のビジネスをしていたとか。その後やっぱり日本の教育をなんとかしたいと思うようになり、英語教育、そして対象は世界で通用するビジネスマンを育てたい、とブライチャーを創業した、とご本人から伺いました。
松井さんご自身で厳しい採用面接実施しており、待遇もどこにも負けないぐらい良くしているとのことで、講師陣の質には自信をお持ちでした(実際その通りです)。
スクールの創業は2015年です。
所在地
J Center Mallという中規模のモールの中にスクールがあり、レストラン、スーパーも入っており非常に便利です。モールは高級モールではなく割と庶民的なモールです。
宿泊先はモールのすぐ隣に併設されている東横INNになります。徒歩0分。突然のスコールでも全く濡れうことがなく傘いらず。心ゆくまで勉強できます。
東横INNは朝食付きです。私は朝抜き派なので食べていませんが、ご飯に味噌汁など日本食もある、と聞いてます。
またインターネット環境については必要十分で勉強には差し障りがありません。ストリーミングビデオを楽しもうと思うと少しカクつくような感じでしょうか。体感的には5〜10Mbps程度で、接続が切れてしまうようなことはありませんでした。
周辺施設については最後の方でご紹介します。
ブライチャーの特徴
事前アセスメント
留学前に講師とSkypeでアセスメントを実施します。ここでは講師によるレベルチェックがあるのと、カリキュラムについて要望を出す場になります。30分程度だったと思います。
1日の流れ
午前中
朝は8:30の体操から始まります。体操なのかダンスなのか…。ABCの歌を歌いながら振り付けもします。口や舌の動きが振り付けになっています。体を動かすことで心と身体のスイッチをしっかりと入れ替えるのに役立ちます。
各自自席を割り当てられ、講師が来てくれます。講師が隣に来てくれますのでスペースは広いです。
ただし、すごく寒いです。クーラー効きすぎ。上に羽織るものがないと風邪を引くのは間違いありませんのでご注意ください。
授業は9:00から開始で50分授業、10分休憩で、午前3コマ、午後3コマです。
ランチ
ランチは個人解決です。朝のうちに学校でお弁当を頼んでおけば日本食の弁当をケータリングしてもらえます。
午後
13:00から3コマあり16:00ごろに授業は終了となります。その後は自習時間となります。学校で自習してもホテルに戻って自習しても構いません。
また不明点やプレゼンの相談をチューターと実施することもできます。
だいたい17:00〜18:00ぐらいまで自習し、残っているメンバーで夕食を取ってからホテルで自習の続き、というパターンが多いのではないでしょうか。
以下がある週の私の時間割です。RW、BC、PP、LS、BWはクラス名となります。また左の黄色の欄はチューターの講師です。チューターが責任を持って私の学習の面倒を見てくれますのでなんでも相談ください。
夜
日によってまちまちなのですが、宿題が多いのが特徴です。私は夜のうちに片付けたい派なので、時には23:00まで、そしてそれでも終わらないと朝も宿題、というパターンでした。
とにかく時間がかかるのはライティングクラスの宿題です。まず宿題として記事が出されます。それを①読みます。②要約文を作ります。③エッセイの書きます。
特にエッセイは記事に対する自分の意見を書かなければなりませんので、英作文の前に自分の考えをまとめる必要があるので時間が必要になるのです。
週末
週末は完全にフリーですが土曜日は疲れ果ててだいたいホテルでグッタリしていることが多かったように思います。
カリキュラムについて
ライティング(WR:Writing Reviews)/ビジネスライティング(BW)
ブライチャーはライティングに力を入れており、ライティングクラスに関わらずとにかく英作文をする機会が多いです。
ライティングは、先に説明したクラスのほかにビジネスライティングのクラスもあります。
ライティングのクラスは主にエッセイの作文でしたが、ビジネスライティングではビジネスドキュメント(E-Mail、議事録など)の英作文です。クレームのE-Mailだったり、会議のオーディオファイルを聞いてMinutesを起こしたり、上司へのReportを書いたり実践的な内容です。
ロールプレイ(BC/ Business Coating)
また、ロールプレイも特徴的です。鬼講師の(笑)Chenより解説とお題が出されます。
例えば、
ロールプレイのシチュエーション例
- カンファレンスコールで複数人とミーティングの会議進行役を務める
→ ご丁寧に回線状況が本当に悪くなったりします - 部下との面談
- 顧客との打ち合わせ
→ 挨拶、アイスブレイクから始めます - 顧客との条件交渉
最後は松井さんが顧客となって条件交渉まで実施しました。
シチュエーションを宿題として出されて、いろいろなシナリオを考えて事前に台本を英作文して覚える、というようなことをやります。
繰り返しになりますが非常に実践的でドイツに赴任後もすぐに活かすことができました。
フォニックス(PP/Phonics & Pronunciation)
発音にも力をいれており、1時間発音の訓練を実施します。私は結局母音ぐらいしかできなかったような。
こんなにも大きく口を開けたり、舌のポジションまで気にしたことはありませんでした。
リスニング・スピーキング(LS/Listening & Speaking)
マンツーマンのクラスの他にグループクラス(自分の講師と他のグループの生徒と講師の4人)があります。
ディクテーション(聴き取って書き取り)の訓練もしました。
カリキュラムに関する詳しい情報は公式サイトをご参照ください。
プレゼンテーション
必修として、入学週の金曜日、また卒業週の金曜日に生徒の前で英語でのプレゼンがあります。プレゼン時間は10分程度で+質疑応答時間が5分程度だったと思います。
それ以外は聴講者・質問者として毎週金曜日にプレゼンの時間がります。
プレゼンの様子はビデオ撮影され、後から講師より指摘をもらいます。かなり緊張します。
私はブライチャーで2週間いましたので、結局毎週プレゼンをしました…。プレゼンの準備でまた夜の時間が取られます。
授業はPC、もしくはタブレットのみを使う
授業は基本的にPCもしくはタブレットで実施します。英作文もありますのでPCをお勧めします。タブレットの場合はBluetoothキーボードを持参した方がいいでしょう。プレゼンもあるのでパワポも必要ですね。
宿題はGoogleドキュメントを通じて出され、宿題の提出もクラウド上です。授業中はリアルタイムに講師がドキュメントの修正をし、自分の端末でそれを見ながら授業が進みます。このへんは元アップルのシニア・マネージャーだった松井さんならではの工夫だと思います。
2年たった今でもドキュメントを参照することが可能です。ありがたいですね。
他の生徒について
私が通ったどちらの学校もかなりガチに勉強しに来ている生徒が多く、大学生はごくわずかでした。お盆を挟んだ時期だったので学生は敬遠したのかもしれません。
どんな理由で参加したのか?
- 転職の合間の期間を利用して自己研鑽(転職先で活用予定とのこと)
- 夏季休暇中の自己研鑽
- グローバル企業にお勤めで昇格条件となっえいるため
といった理由が多く、職業では
どんな職業の方が参加しているの?
- 勤め人
- 会計士
- 弁護士(特許関連)
- 親に連れてこられた中学生(超優秀な子でした)
- 世界で活躍するプロサーファー
などなど。もちろん海外旅行が趣味のご夫婦が英語力向上を目指して参加されたりもしています。
スクールの雰囲気
ブライチャーの講師陣は総じてプロ意識が非常に高いです。そして皆さんとても忙しそうで、結構遅くまで残業したり土日も出勤している講師もいるようです。
もう一方の学校は講師陣は非常にフレンドリーで明るい。朝のクラスが始まる前などは、音楽をかけ、大きな声で歌を歌ったりする講師もチラホラ。悪く言うとブライチャーと比較すると緩い感じに見えます。
ネットでの反応
もう宿題をやらなくて良いはずなのですが、4時に目が覚めてしまいました。#Brighture pic.twitter.com/qHw38sJtBt
— cupper (@cupperservice) May 24, 2019
やりたかったセブ英語留学を3週間やってきました
— 花井@スタートアップ×オフショア開発🇻🇳 (@hananaonao) September 13, 2019
疲れたけど、良かった
すごく責任感のある先生が担当についてくれて、途中心が折れそうだったけどなんとか出来ました#brighture pic.twitter.com/aHuEhvcvsP
#brighture
— cupper (@cupperservice) May 15, 2019
二日目。すでにプレゼン資料の作成ととホームワークで、パンクしてます。
オススメのレストラン、バー、ランドリー
ちょっと長くなってきたので別記事でおこします。
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セブ島英語留学中にお世話になったレストラン、カフェのご紹介
フィリピン英語留学をしていた2018年当時のことを思い出しながら印象に残っているセブ島のレストラン、カフェをご紹介します。続きを見る
まとめ
私が2018年夏に2週間留学したブライチャー・イングリッシュ・アカデミーについて思い出しながら記事にしてみました。
かなりのガチスクール感なのがおわかりいただけたでしょうか?
もし今から3週間留学するとしたらどうするか?
私はブライチャーに2週間、別のスクールに1週間の計3週間フィリピン・セブ島で英語留学をしました。
もし、留学前に時間が巻き戻ったとしたら3週間をどう割り振るか考えてみました。
もしもう1回最初から選べたらどうする?
- 3週間ともブライチャー
- 3週間とも別のスクール
- 2週間ブライチャー、1週間別のスクール(私のケース)
- 1週間ブライチャー、2週間別のスクール
- 2週間別スクール、1週間ブライチャー
- 1週間別スクール、2週間ブライチャー
基本的に1週単位でスクールのカリキュラムが組まれますので上記いずれかのパターンになります。
案1の3週間全てブライチャー、はかなりハードです。かといって案2は英語慣れすると思いますが英語力の向上につながるかどうか分かりません。
案5、6は前半に別スクールパターンですが徐々に英語漬けになっていくので体と心がビックリしないと思います。
ブライチャー3週間はきついですが1週間ではもったいないと思いますので2週間ブライチャーの案3か案5を私はオススメします。
特に案3の私のケースを今振り返ってみると、結果的に一番いい選択肢だったのではないかと思っています。最初の2週間ライティングを中心に基本と実践的な内容をミッチリやり、その後別スクールでブライチャーで習ったことを活かしながらスピーキングしまくりで自信をつけていく、ということができたのではないかと思います。
特徴的なところの一覧
いろいろと書いてきましたのでブライチャーと別スクールの特徴について表でまとめてみましたので参考にしてください。
観点 | ブライチャー | 他校 |
宿泊場所 | ・ホテル隣のモール内に立地。傘いらず | ・ドミトリーの場合はクーラーの音がうるさい、虫が多いなどの話も。 ・ホテルの場合は徒歩で通学 |
スクールの形式 | ・自席があり講師が自席に来てくれる ・寒い。クーラー効きすぎ | ・自席がなく講師の席にカリキュラムごとに移動する |
講師の雰囲気 | ・プロフェッショナル | ・フランク |
生徒 | ・ほぼ社会人 | ・ほぼ社会人 |
講師の質 | ・最高レベル | ・高 |
カリキュラム | ・読む、書く、聴く、発音など基本に重きを置いている ・特にライティングに重点。とにかく書く ・予習して授業で間違いを指摘されて復習する | ・予習は不要 ・とにかく話す ・要望を出せば柔軟に応えてくれる ・宿題も望めば出してくれる |
教材等 | ・PC必須 ・授業はGoogleドキュメントを通して講師とやりとり ・提出・添削もGoogle上 ・授業もでGoogle上でドキュメントを共有して双方から更新 | ・講師によってバラバラ ・プリントの場合もあるし、ホワイトボードの場合もある ・筆記用具が必要 |
プレゼン | ・入学時、卒業時の2回は必須 ・卒論発表会みたい | ・卒業時に実施が推奨(必須ではない) ・プレゼン大会は講師が盛り上げて楽しい雰囲気 |
よかった点 | ・ロールプレイが実践的 | ・とにかく話すので自信がついた |
(おまけ)スマホを無くしたはなし
実はこの英語留学中にタクシーにスマホを置き忘れてくる、というアクシデントがありました。
ことの顛末について以下の記事にまとめていますのでよろしければご覧ください。結論からいうとGPS使ってなんとか取り戻しました!
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海外で「iPhoneを探す」でタクシーに置き忘れたiPhoneを取り戻した件
英語のトレーニングでフィリピンのセブ島に語学留学を3週間行ってきたsetoatuです。 今日はタクシーに置き忘れたiPhoneを取り戻したお話をご紹介 …続きを見る
記事は以上!Enjoy!