ご注意下さい
この記事は3年以上前に書かれた記事ですので、内容が古い可能性があります。
当サイトはWordpressを使って構築していますが、いい加減PHPのバージョンの低さ(PHP 5.4系)から最初のWordpressにバージョンアップできなくなって久しいので年末の大掃除も兼ねてバージョンアップすることにしました。試行錯誤部分もあったので備忘録としてメモ。
この記事のもくじ
事前作業
OSバックアップ
Hyper-Vでスナップショットをとることで最終的なバックアップとしますが、念の為以下の2ファイルは手動でバックアップします。
/etc/php-fpm.d/www.conf
/var/lib/mysql/wordpress <- 念の為
$wordpress/wp-content/plugins <- 念の為
データベースのバックアップ
WordPressのDBManagerからデータベースのバックアップも取得しておきます。
WordPressのプラグインを全停止
バージョンアップ後にプラグインの不具合でWordpressの管理画面すらInternal Error500で表示されない場合がありますので、プラグインは全部停止しておきます。
PHP Compatibility Checkerで事前にチェックをしようとしたのですが、スキャンは終わったものの結果が表示されず、使用を断念しています。ちなみに旧バージョンの1.4.6をダウンロードしてみましたが、こちらもうまくいかずでした。
PHP5.4の削除
rootで作業します。
ここでphp関連モジュール(php-mbstring、php-mysql等)の何がインストールされていたか控えておきます。
PHP7.2のインストール
レポジトリの追加
rootで以下のコマンドを実行。
# yum install epel-release
# rpm -Uvh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
事前インストール
依存性の問題から以下のライブラリを手動でインストールします。エラーが出た時点で1つ1つ解決していけばいいので、ここで実施する必要はありません。
# wget https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/7/x86_64/Packages/l/libargon2-20161029-3.el7.x86_64.rpm
# rpm -ivh libargon2-20161029-3.el7.x86_64.rpm
PHP7.2のインストール
php72を指定してPHP7.2をインストールします。PHP7.3をインストールしたい場合にはphp73を指定します。
PHP7.2関連モジュールのインストール
先に控えておいたPHP関連モジュールをインストールします。
まずはphp-develから。
# yum install libtool
# yum install gcc-c++ libxml2-devel kirb5-devel zlib-devel openssl-devel libedit-devel
# yum install gcc-c++ libxml2-devel krb5-devel zlib-devel openssl-devel libedit-devel
# yum install --disablerepo=* --enablerepo=epel,remi,remi-safe,remi-php72 php-devel
そしてその他も。
# yum install gd-last
# yum install --disablerepo=* --enablerepo=epel,remi,remi-safe,remi-php72 php-fpm php-mbstring php-mysql php-pear php-process php-xml php-pdo php-gd
以上で終わりですが、念の為リブートしておきます。
WordPressの設定
WordPressのバージョンアップ
WordPressの管理画面にログインすることができたら、早速Wordpressを5.3にバージョンアップしましょう。
プラグインの再有効化
プラグインを1つ1つ有効化していきます。もし互換性のないプラグインがあってもエラーになり有効になりません。
記事は以上。