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川上 健一著
なんか映画化されていたんですね、この小説。
本日は盲腸の手術経過を診せるための外来で病院に行ってきました。その待っている間に読了。
あらすじ】東北のとある寒村。母親ヒデと二人暮らしの小学校三年生の心平は、川で魚を捕ることと絵を描くことにしか興味がない。学校の授業中も夢中に絵を描いて、学校が終わるとすぐに川へと走って魚を捕る。捕った魚を夕飯に食べ、また夢中に絵を描いて寝る。そんな毎日を過ごす心平といつも一緒にいる幼馴染の少女、小百合。小百合は耳が不自由だったが、なぜか心平とは心が通い合い心平が話すことだけ小百合は理解できた。そんなある日、心平の絵が国際的な児童画展に入選した。その祝賀会の夜、心平の母ヒデが雪の中で死亡した・・・。それから十年後、18歳となった心平は村に帰ってきた。
ストーリーは2部構成。小学校2年生時代と18歳になってから。
また、文中の話し言葉は全て方言。慣れないと読むのも辛いけど、そのうちに意味がわかってくる。
こんな純粋な恋愛小説読んだことない、というぐらいに恋愛小説ですが、綺麗な自然の描写がふんだんに盛り込まれているため、すごく綺麗な恋愛に見えます。
一読の価値あり。
さて、会社行こう。
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