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ESXi 7.0のカスタムインストーラーの作り方
ESXi6.7でのカスタムインストーラーの作成方法は情報が溢れていますが、ESXi7.0の情報はまだあまりありません。 ESXi 7.0でのカス …続きを見る
前回の記事ではUSB NICがESXi7.0の場合、ESXi起動時に管理ネットワークのNICとしてアタッチされずに外部からアクセスできなくなってしまう事象に対する解決策を紹介します。
事象
ESXiホスト(v70)をブートした後にWeb Clientで接続しようと思っても接続できない。調べてみるとUSB NICはNICとして認識されているものの管理ネットワークに接続されていない事象です。
上記事象が波及して、一見問題なさそうなvSwitchも正しく動作しなくなっており、vSwitchを再構築するかVLAN IDを変更して、また戻す、といった対応が必要になります。
回避方法
ESXiの起動スクリプトの中で明示的に管理ネットワークに接続してあげることで回避可能です。
/etc/rc.local.d/local.shを編集し以下のコマンドを追加します。
#!/bin/sh
# local configuration options
# Note: modify at your own risk! If you do/use anything in this
# script that is not part of a stable API (relying on files to be in
# specific places, specific tools, specific output, etc) there is a
# possibility you will end up with a broken system after patching or
# upgrading. Changes are not supported unless under direction of
# VMware support.
# Note: This script will not be run when UEFI secure boot is enabled.
esxcfg-vswitch -L vusb0 vSwitch0
esxcfg-vswitch -M vusb0 -p "Management Network" vSwitch0
esxcfg-vswitch -M vusb0 -p "Home Network" vSwitch0
esxcfg-vswitch -M vusb0 -p "External Network" vSwitch0
exit 0
esxcfg-vswitch -L <物理NIC> <仮想スイッチ> でvSwitchにNICを割り当て
esxcfg-vswitch -M <アップリンク物理NIC> -p <ポートグループ> <仮想スイッチ>
となります。ご自身の環境に合わせてポートグループ名だったりvSwitch名の変更をお願いします。
これでホストをリブートする度にコンソールの前に行く煩雑さが解消されました。
この記事は以下のUSB NICをもとに検証した結果です。
記事は以上